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実践的デジタルマーケティング パート2:「顧客を知る」

デジタルマーケティングpart2
顧客を知る

顧客を知ること

重要な点を押さえて次へ

こんにちは。 「実践的デジタルマーケティング」第2回へようこそ。 今回のテーマは 「顧客を理解する(Know Your Customer)」 です。 前回は、効果的なマーケターが常に意識すべき2つの重要な質問 (=目的の「客観性」と「効率性」)について学びました。 今回は、仮想の花屋を例に、 「顧客が購入に至るまでの意思決定プロセス」を考えてみましょう。 実際の事例は NDA(秘密保持契約)のため紹介できませんが、 この例を通して最良のマーケティング実践を想像してみましょう。

例を踏まえて考えてみましょう

想定ケース:花屋の顧客行動フロー

あなたが花屋のオーナーで、もっと多くの顧客を集めたいとします。 顧客が「花を買う」に至るまでの**意思決定フロー(flow chart)**を描いてみましょう。 このフローは人によって多少の違いはありますが、 どんな人が描いても、段階(ステージ)はほぼ共通しています。

各ステージごとのペルソナ(顧客像)

各段階に応じて顧客の考えていることは違います

ステージ1:関心が薄い段階 まだ花に興味がない。 ただし、恋人や家族などに「特別なときに贈るもの」としては認識している。 映画やSNSなどで「花を贈る」シーンを見ることはある。 ステージ2:イベントを意識する段階 記念日・結婚式・出産・バレンタイン・母の日・クリスマスなど、  特別な行事を控えている。 「そろそろ花を買うかもしれない」と考え始める。 ステージ3:情報収集を始める段階 実際に花屋を調べ始める。 「前に見かけたお店に行ってみようかな」と考えている。 ステージ4:比較検討段階 店舗の場所、価格、口コミ、花の種類や意味などを比較して検討している。 「どの花にしようか」「どこで買おうか」を考えている。 ステージ5:購入直前段階 すでにどの花を買うか決定済み。 今まさに注文しようとしている。

ペルソナで考える意義

このように、各段階ごとに顧客のペルソナ(心の状態・行動)を考えると、 マーケティング全体の流れを客観的かつ体系的に捉えられるようになります。 ペルソナを意識することで、「どの段階に向けてどんな施策をすべきか」が明確になります。

まとめ

テーマ
顧客理解
主な目的
顧客の意思決定プロセスを把握し、各段階にあった施策を考える
顧客の5ステージ
①興味なし
   ②イベント意識
   ③情報収集
   ④比較検討
   ⑤購入直前
ポイント
ペルソナを設定することで、マーケティング戦略を客観的・体系的に設計できる

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